★エスパル/espalとは…
 
pH12.5以上のアルカリ性電解水を直列電解により生成する装置です。
直接 強アルカリ性薬液を作業者が使うのではなく、安全な炭酸カリウムを電解質として利用し、
 高pH電解水として洗浄、加工等に利用する電解装置です。
 
★エスパルの特徴
 
〇生成水の性状:pH12.5 ~ 13.5(電解水生成量と電解時間による)
〇電解方法  :直列電解方式 で 電流値を一定にし電圧が変化する方式
 
※多層セル電解槽を複数並べて電解するので、各槽で電流値がバラつく事を防止するため、
 セル同士を直列に接続し電解する方式
 →複数の電解槽を並べて電解すると電気が流れやすい槽に電流が集中して
  制御が困難になるため、セル同士、槽同士を直列に接続して電解する
 
 <7セル電解槽>直列接続方式

 
 
★エスパル電解水の利用
 
〇espal-01型 の基本性能 pH12.5    1L/min生成
             pH13     0.6L/min 生成
 
〇脱脂洗浄
金属加工製品、及びガラス加工品の脱脂洗浄に極めて有効
※pH11程度で脱脂洗浄をする場合は、純水で100倍希釈すても良いので毎分 60L以上の
 アルカリ性電解水が生成出来る事になる。
 
〇金属、ガラス等の無機物質の加工
 1)ファインバブル(FB)との併用で、一部金属、ガラスの加工用途に利用可能
 

 
 

 
 
 2)ファインバブルとの併用で太陽電池用Siインゴットのスライシングに用い、
   廃液から酸化していないSiの回収が可能
   ※滋賀県工業技術センターの指導の元、スライシング後12日経過した廃液から
    90%以上の酸化していないSiの回収が可能である事が確認出来た
 

   ※加工後の面粗度は水溶性切削液と遜色がない
   ※本技術は中国にて2021年特許成立。日本では実用新案申請。
 
 
 3)金属、ガラス上の 異物(残渣物)除去効果がある
   ※洗浄方法により 除去効果がある